社員研修スタイルのパターンは?(集合型・通学型 等)
2016年5月24日(火)
人を育てるということには時間や費用や労力をかけるだけの価値があるものです。 企業にとって、資産と呼べるものは動産、不動産、その他にもたくさんありますが、なんと言っても最も大切な資産は優秀な人材ではないでしょうか。 また、優秀な人材と一口に言っても、最初からバリバリと活躍する人もいれば、成長することによって職場に欠かせない存在になる人もたくさんいます。
多くの会社がそうした人材教育の価値を認識しているので、種々の企業研修や社員研修を開催しているのです。そのような研修にも複数のパターンがあり、それぞれが目的に資するものとなっています。どのようなパターンの研修があるのかご一緒に見てみましょう
研修を通して伝えたいこと
人を育てるために研修を開催したいと思う場合、具体的になにを伝え、なにを教えたいのかをしっかりと定めている必要があるでしょう。 研修を行う側の目的意識がはっきりしていなければ、大切なことを伝えるのは難しいでしょう。研修の種類やパターンに固執する前に目指すところをはっきりとさせ、中身の充実した研修をプロデュースしていく必要があります。
外部の企業に研修を依頼する場合でもその研修の目的をしっかり伝えることは必要ですし、自社スタッフによる研修を開催する場合は意識の統一が鍵になってきます。特に多くの内容を研修に詰め込む場合、主要な要点などが際立ち、社員の意識に残るように上手な研修作りが大切になってきます。
最も一般的な集合型研修
「集合型研修」と呼ばれる研修スタイルは最も一般的なもので、ある程度の人数を集めて開かれる研修の種類です。場合によっては優に100名を超える人数を集めて開かれることもあるので、大勢の社員に一斉に共通の教育を施すことができるという点でメリットがあります。
座学という形でこの集合型研修を行う場合は内容量的にも効率の面でもメリットがありますが、一方で聞き手の集中力という点では散漫になる可能性もあり、あくまで受け身の姿勢で研修を受ける形になってしまいます。 逆に参加型の研修であれば、集中力を保ちやすく、印象に残りやすいというメリットがありますが、大人数で参加型にした場合、内容量としては限られたものになりがちです。
通学型の研修で個人の力をアップ
集合型研修とは逆に少人数で個々の必要に応じて研修がおこなわれるのが「通学型研修」です。 スクーリングとも呼ばれる研修の形態ですが、少人数制なので講師としっかりコミュニケーションをとることが可能になり、一人一人のレベルに合わせて研修が進行していきます。そのため参加者全員が集中して研修に参加することができ、充実した研修時間を過ごすことが可能になります。
参加者同士は初対面という場合も多く、仲間の輪を広げるチャンスにもなります。一方でワークショップなどの開催は少ないというデメリットもあります。特定の社員にしっかりと知識や技術を習得してほしいという場合に向いている研修スタイルと言えるかもしれません。
講師派遣型研修で新しい風を
「講師派遣型研修」は外部から講師を招き研修を開催するスタイルのものです。 企業研修を専門とする企業などに依頼することが多く、研修を行うこと自体に慣れていて、質の高い講師陣を揃えているのが魅力でもあります。 さらに日程などの融通も利きやすく、外部の情報を多く持っている講師が新しい風を吹き込んでくれるというメリットがあります。 さらに自社の業務内容や問題点によって、どんなポイントを強化してほしいかリクエストすることもできますので、目指すところを明確にして講義を行ってもらうことができます。
デメリットとしてはやはり外部から講師を招くということである程度の予算が必要になります。 研修費用を抑えたいと思っている企業にとっては費用がネックになってくるかもしれません。また講師を招き講義をするための会議室などを確保する必要もあります。
通信型研修でコツコツレベルアップ
最近ではインターネット環境が充実している企業が多いので、「通信型研修」も人気が出てきています。 インターネットが使えればどこでも実施できるものですし、コストを安く抑えることができます。また自分のペースでコツコツとやっていくことも可能なので、スケジュールの調整が利きやすいという利点もあります。
一方で講師と対面しながらやるわけではないので、詳しい情報を聞きながら研修をおこなうことはできなくなります。受講への強制力はあまりないので、意欲的に取り組まなくてはなかなか充実した研修にすることは難しいでしょう。
種々の研修を上手に利用して社員のキャリアアップを目指す
研修のスタイルは様々で、それぞれにメリットとデメリットがあります。企業の規模や業務内容、研修を通して達成したいことによってどの研修スタイルを選ぶべきかは変わってきます。 研修を開催しようとするときは、慎重に事を運び、どのような形の研修を行えば最大限の成果を得られるのかを比較考慮する必要があるでしょう。